昨年末に歌手モーガナ・キングの1964年録音作品を取り上げましたが、今日取り上げるのは1965年作品であります。
Wikipediaで彼女の経歴をみますと、1964年にグラミー賞の新人アーティスト部門でノミネートされていたそうです。ちなみに、最優秀新人賞はビートルズが受賞しました。
その意味では本作は、モーガナ・キングが歌手として注目を浴びていた時期の作品と言えるのでしょう。
「時には母のない子のように」を怨念渦巻く雰囲気で歌うモーガナさんには、凄みを感じます。万人に勧められる歌声ではありませんが、このハスキーで低音の魅力の歌声にハマったら、なかなか抜け出せないでしょう。
トリー・ジトのアレンジも彼女の歌声を引き立てるもので、この作品を素敵なものにしています。