2022年10月4日掲載
Return To Forever    Hymn Of The Seventh Galaxy
Polydor原盤               1973年8月録音

 チック・コリア率いるリターン・トゥ・フォーエヴァーの、3作目です。前作の「Light as a Feather」から残っているメンバーはスタンリー・クラークだけで、ギターにビル・コナーズに、ドラムスにはレニー・ホワイトが参加しています。

 ウィキペディアによれば評論家の Daniel Gioffre は 本作限りの参加となるコナーズに対して、「彼に代わって加入するアル・ディ・メオラほど洗練されていないが、甘美で生々しいサウンドで、コリアの性急な楽曲にしっかりとした安定感をもたらしている」と評しているとのことです。

 このアルバムの邦題は「第7銀河の讃歌」とのことです。

20221004

 このロック・アルバムの中で、チックが次々と花を咲かせていく展開の中で、ビル・コナーズがエレクトリック・ギターで対応していく様子は、各曲でのアレンジの妙も加わり、楽しめる展開と言えます。決して存在感あるとは言えないビル・コナーズですが、だからこそこのアルバムの中での立ち位置があったと感じました