ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、150円で購入した作品です。
「今年63歳を迎えたジャズ・ヴォーカルの女帝、サラ・ヴォーン。久々の新作は ブラジリアン・ロマンス のタイトルが物語るとおりのブラジル音楽集である」(1987年発売国内版CDの日本語解説冒頭より)
Wikipedia を見ますと、サラのスタジオ制作盤はこれが最後となり、彼女は1990年に66歳で亡くなっております。
まだまだ声が前に出ているサラさん、そしてそれは深みが増した歌声です。ブラジルの香りが加わり、バックの良い演奏もあり、そしてミルトン・ナシメントとの共演も聴き所となり、素敵な作品となっています。
サラさんがブラジル音楽に本格的にアプローチしたのは本作の10年前とのことなので、彼女の中でそれが成熟してきた時期に、本作品が制作されたようです。