2021年3月6日掲載
George Garzone & Frank Tiberi     Audacity
Sundance原盤      2011年7月録音

 さてジョージ・ガゾーンの作品です。昨年6月の新型コロナ陽性患者発生数が落ち着いていた時に、ディスクユニオン関内店で中古で購入した作品です。

 Frank Tiberi(ts,ss), Rasmus Ehlers(p), Jonas Westergaard(b), そして Jakob Hoyer(d)との演奏、コペンハーゲンの STC Music Recording Studio での録音です。

 私には縁がなかったフランク・ティベリですが、Wikipediaによればウディ・ハーマン楽団に入っていた方で、バークリー音楽大学の教授であるとのことです。ガゾーンもバークリーで教えており、その縁でのレコーディングのようです。

 他のメンバーについては、Jonas Westergaard はデンマークのベース奏者とのことです。他の二人の情報は得られませんでしたが、恐らくはデンマークの方なのでしょう。

 メンバーのオリジナル曲とスタンダード、計9曲の演奏を聴いてみます。

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 「Theme For Ernie」でのサックスの響き、リズム陣との息の合い方が、実に素敵でした。そしてこの曲ではワン・ホーンでの演奏です。私には多分ガゾーンかなとの印象ですが、明確にティベリではないと言い切れません。続く「Solar」でのサックスの掛け合い、そしてリズム陣のスピード感も良いものでした。

 メンバー作の曲、特にピアノのRasmus Ehlers作の曲に良いものがありましたが、やはりスタンダードでの演奏に、私は軍配をあげます。私の想像で言えば、サックスのお二人とリズム陣は、そんなに共演歴はないのでしょう。そうなるとみんなが知っている曲、スタンダードの力が発揮されたのだと感じました。

 録音当時でティベリが81歳、ガゾーンが61歳、まだまだ力があるお二人でした。