引き続き、こんな盤を買っておりました、作品を取上げます。
購入したのは1988年のことですので、ジャズを聴き始めて6年、ビ・バップの超大物の作品ということで、またSJ誌で絶賛されていたのが、恐らくは購入動機だったのでしょう。輸入盤なのですが、その中に日本語解説が入っており、大和明さんが書いております。ビ・バップが本格的にその姿を見せ始めたのが1945年のことであり、その中心人物であるガレスピーが1945年から1946年にミュージックラフトに吹き込んだ7つのセッションを纏めたのが、本作品であるとのことです。30年振りに聴いてみます。
時代を作っている演奏ですから、ピリピリした緊張感が随所に聴ける内容ですが、基本的には楽しさを存分に味わえるものです。アップテンポが多い中で、「All The Things You Are」でのガレスピーとパーカーの存在感が光っていました。