2000年代半ばに電光石火のごとく脚光を浴びたピアニストの作品を、今日は取り上げて見ます。
ナイ・ポンクというチェコのピアニストです。寺島さんの本などで紹介されて人気を得ていき、ついには1994年制作の作品まで再プレスされたのです。今日取り上げているのは、その再プレス作品であり、ピアノトリオ好事家の間では評判になった作品とのことです。
ベースはRobert Balzar、ドラムにはMartin Sulcが参加しています。
聴きやすい軽快なピアノトリオ作品です。そしてベースとドラムが、気持ちよく格好良くピアノに絡んでいきます。ナイの優しくほろ苦いピアノは軽快さの中で光っており、スタンダード集である本作品が人気を集めたのは、頷けるものであります。