コルトレーンに師事していたシェップが、コルトレーンの後押しでインパルスと契約し、初めてのリーダー作品が本盤です。Alan Shorter(flh),Roswell Rudd(tb),John Tchicai(as),Reggie Workman(b),Charles Moffett(d) との録音で、3管編成です。5曲演奏しておりますが、4曲はコルトレーン作のもの。このことからタイトル名がついたのでしょう。
ジャケでシェップを見ているコルトレーンの目つきが、何やら不満そうに見えてしまいます。
コルトレーン4曲の中では『cousin mary』が、オリジナルの思いが伝わってくる演奏。3管の個性を良く表れており、楽しめるもの。作品を通しての印象は、強い印象が残るものではないけれど、シェップの存在感をしっかりと残している作品と言えます。