2008年4月17日掲載
Dave Holland      Seeds Of Time
ECM原盤            1984年11月録音

 1960年代終わりのマイルスへの参加、それに続くチック・コリアとの活動などがホランドの経歴にありますが、やはり彼が輝き始めたのは、1980年代に入って自分のバンドで活動してからでしょう。今日取上げるのは、そんな1枚。Steve Coleman(as,ss),Julian Prister(tb),Marvin Smith(d),Kenny Wheeler(tp)との録音です。

20080417

 以前、会社の中で「シーズ」を連発するオヤジ連中がおりました。何やら「自分は仕事の奥深さを常に考えているのだ!」とでも言いたい雰囲気でしたが、結局のところ、何をしたら良いのか分からずに英単語で誤魔化していた方々でした。

 この作品を聴いていると、シーズ・オヤジとは違うが、方向性が見出せない演奏のように感じます。いろんな方法を模索している内容。『homecoming』が、その中でホッとした演奏になっております。