新人サックス奏者に出会いたいと何故だか思っていた時期に、たまたま出会った作品です。まぁジャケに映っている若者の顔を見れば、内容は想像がつきます。コルトレーンの精神性だけを表面上真似て、今風のスピード感を加えたものでしょう。
Aaron Goldberg(p),Ben Street(b),そして Jeff Ballard(d)との録音です。
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器用な演奏をするお方。ハンコックのバンドに参加していたことがあるそうですが、サイド・マンとして重宝される理由が分かります。この作品では吹きっぱなしの彼ですが、もう少し肩の力を抜いたらと思う場面がありました。せっかく Aaron Goldberg というピアニストを得ての録音なので、ピアノの比重を高くすれば、バランスの良い作品に仕上がったことでしょう。
さて、1曲だけブラジルの打楽器 Pangeiro の奏者が参加しております。躍動感が加わったバックなのですが、主役のサックスも他の曲よりも躍動しております。その『mika』という曲が、気に入った1枚です。