山下洋輔が、NYのスイート・ベイジルで行ったライブ作品です。セシル・マクビー(b)とフェローン・アクラフ(d)とのトリオでの演奏です。ライナー・ノートは、野田秀樹氏が書いています。何でもNYで野田氏が公演を行っている時に、この山下のライブがあったとか。観客席には、日本人が結構いたそうです。
録音バランスが悪く感じました。ドラムの録音レベルが大きすぎる、或いはピアノの録音レベルが小さすぎる感じです。アンプのヴォリュームの設定に一苦労しました。
さて内容ですが、ベースにもドラムにもそれなりの演奏機会が与えられていますが、3人揃ってどの方向に演奏を持っていきたいのかが、理解出来ませんでした。真剣に聴けば聴くほど、イライラしてくる内容。『A列車で行こう』が、典型的な例でありました。2度と聞かないであろう作品です。