2007年8月27日掲載
Art Blakey         The Jazz Messengers
Columbia原盤     1956年4月録音

 アート・ブレーキーとジャズ・メッセンジャースという名前がくっついての最初の吹き込みは、1955年11月にカフェ・ボヘミアで行われたライブ作品で、BNから発売されました。そして第2弾が本作品であり、最初のスタジオ録音。メンバーは、ドナルド・バード(tp),モブレー(ts),シルバー(p),ワトキンス(b)であります。カフェ・ボヘミアとは、トランペットがドーハムからドナルド・バードへ入れ替わっております。

20070827

 常に威勢の良い若い者を連れているブレーキーが、JMの真髄を表しているもの。この初期のJMでは、バードにモブレー。モブレー作の『インフラ・レイ』での突っ走りぷり、そしてシルバー作の『ニカス・ドリーム』での感情表現を聴けば、バードとモブレーの若さ溢れる演奏に惹かれてしまいます。