2005年9月29日掲載
Wtodzimierz Nahorny
dolce far niente ... i nic wiecej
Confiteor原盤           2000年6月録音

 去年は新宿ユニオンに3回ほど行きましたが、恐らくは平積み場にこの作品があったのでしょう。しかし、こんな下手糞なジャケですので、購入対象には全くなりませんでした。しかしこのピアノ・トリオ作品は、去年話題を集めた1枚だとか。人によっては、年間最優秀賞に選んだとか。そんな評判を聞くと、欲しくなる。6月末の一時帰国の際に行った新宿ユニオンに、しっかりと平積みされてました。まだ売れているのでしょう。

 恐らくはポーランドのレーベルからの発売であります。ヴオジミエジュ・ナホルニーと発音するらしいピアニストは70歳ほどの方。40歳ほどのベースとドラムとの共演です。

20050929

 クラシックをしっかり勉強し、長年ジャズを演奏してきた方なのでしょうから、演奏テクニックはさすがなもの。美の響かせ方は抜群のものです。そして様々なタイプのジャズに触れてきたのでしょうから、演奏の盛り上げ方もなかなかなもの。長年の演奏活動で暖めていた構想を、この作品で一気に世の中に示した感じです。

 こんな風に思いながら聴き終えたのですが、ベテランならば「ヨーロッパのジャズ・ディスク1800」に情報があるだろうと気付き、調べました。1941年ポーランド生まれで、音楽学校でクラリネットを専攻した後、1966年にジャズ・ミュージュシャンとしてデビュー。深い叙情性と前衛的なアプローチの『heart』(1967)が代表作とのこと。

 想像とは違ったナホルニーの過去でしたが、リーダー作の発表に機会には恵まれていなかったようなので、長年の構想を作品化したのならば、その思いがしっかりと伝わった作品です。