2005年12月14日掲載
Giovanni Falzone     Suite For Bird
Soul Note原盤          2005年4月録音

 1974年生まれのイタリア人トランペッター、ジョヴァンニ・ファルゾンの作品です。既に何枚もの作品を発表している方であり、一部では高い評価を得ている方であります。
 このCDはデジパック仕様であり、CDを外すと、マイルスの言葉として次のコメントが書かれております。

 「Bebop was about change, about evolution. It wasn't about standing still and becoming safe. If anybody wants to keep creating, they have to be about change」というものです。
 ごく簡単に訳すと、「ビ・バップは、ぶっ壊しよ」ってことでしょう。

 バリトン・サックスにトロンボーン、そしてフルートが入っての4管。それにヴァイブとベースにドラムでの7人編成での録音です。

20051214

 1960年代の新主流派の路線。タイトル通りの組曲で7部構成。バードに捧げた意味合いは理解出来なかったが、そこそこ用意された仕掛けを楽しめて、適度に刺激を感じました。しかし、組曲自体の迫力というか意味合いが感じられませんでした。柔軟な演奏スタイルと感じたファルゾなので、もう少し違ったフォーマットで聴きたかったです。