アニー・ロスがLH&R在籍中に吹き込んだ作品です。また「sings a song with mulligan」と並び賞される、彼女の代表作であります。
さてこの作品の特徴は、ズート・シムズの参加でしょう。他にもジム・ホールやラス・フリーマンなども参加している作品です。
暖かく気だるい色気のある声で歌う『invitation to the blues』は、軽い感じのブルース。少し投げやりとも思うロスの歌と、フリーマンのピアノ。そしてズートのテナー。ジャズの楽しさを満喫できる1曲と言えるでしょう。そしてこの1枚は、ジャズ・ヴォーカル作品の語り継がれる1枚、常に再発され続ける1枚と言えるでしょう。