これを購入した1980年代後半は、女性歌手の作品を聴き始めた時期であり、手当たり次第にCD発売される作品を買っておりました。そんな勢いの中で購入した中の1枚が、このアンドリュース・シスターズのベスト盤であります。
長女のラヴァーンは1915年生まれ、次女のマキシンは1918年、三女のパティは1920年生まれです。ジャケのこの3人、鼻から口にかけてそっくりですね。1938年から1950年までに吹き込まれた曲が収録されております。
古き良き時代のアメリカ、コットン・クラブの匂い、禁酒法時代のエンターテイメント。そんな言葉が思い浮かぶ内容です。
彼女たちの歌を聴いていて思い出したのが、NHKのBSで時折り放送される「青春のポップス」という番組。そこで、かつてスターだった女性が何人かで歌う場面があるのですが、そこでの歌唱スタイルはこのアンドリュー姉妹に通じるものがあります。つまりアンドリュー姉妹は、戦後日本の歌謡シーンに影響を与えたということでしょうか。
雰囲気が素晴らしい作品です。