録音日についてクレジットが無いのですが、レコード番号から1961年と考えます。そしてこれまたクレジットが無いのですが、スタジオ盤だと思います。アル・シャックマン(g),クリス・ホワイト(b),ボブ・ハミルトン(d)との録音です。
オスカー・ブラウンJr関連のタイトル曲と「ワーク・ソング」が、この作品の目玉であるのでしょう。力強いパワフルな演奏と歌は、ニーナの真骨頂と言うべきかな。特に太い声が、これでもかというほどの迫力です。勿論これらを気に入りましたが、もっと感心したのがバラッド。筆者の事のような「ノー・グッド・マン」というバラッドを、決して曲を崩すことなくストレートに歌っている。ここでのニーナの声は、実に美しく聴こえるのだ。そんな曲が他にも「アイル・ルック・アラウンド」と「ホエア・キャン・アイ・ゴー・ウィズアウト・ユー」と用意されている。
どのニーナが気に入るかは、聴くその時の気分なのであろう。