2004年3月28日掲載
Eric Kloss & The Rhythm Section
Prestige原盤     1969年6月録音

 引き続きクロスを取り上げますが、今回取り上げる作品は、プレスティッジの9作目と10作目のカップリング盤であります。収録時間の関係で1曲省かれておりますので、編集盤というのが正解でしょうか。

 8作目がジャズ黄金時代から活躍している方々がバックに参加しておりましたが、今回のではこの時代を感じさせる方々が、参加しております。チック,マルティーノ,ホランド,ディジョネットというメンバーであります。今から見れば実に凄いメンバーをバックにした作品です。

20040328

 ジャズ・ロックであり、半年前の演奏からは、随分変化したクロスの演奏になっております。演奏を楽しんでいる様子は分かるので、クロスが求めている音楽の結果がこれなのでしょう。このことはバックのメンバーにも言えることであり、自分の音楽を捜し求めている若きミュージュシャンの姿が、この盤に刻まれております。