アモンズがボサノバとは驚いた。何を考えているんだ、このおっさんは。いや、何も考えていないから、こうなったのであろう。
バックには、ボサノバ必需品のギターが入っている。バレルはリズム・ギターとクレジットされており、バッキー・ピザレリはスパニッシュ・ギターとクレジットされてる。
しかし、取り上げた曲には、ボサノバの定番曲は無し。しかも、Bad! ときている。
さて、その真意は。
いやー、面白い作品。アモンズの懐の深さを感じる作品。
2ギターが冴えさえの曲も良いが、同様のようなテーマからどこに飛び出すか分からない「ca'purange」が堪らない内容。ハンク・ジョーンズの力強いリフが響き渡る「cae cae」なんていうのもある。キンクスのユー・リアリー・ガット・ミーのようなリフが飛び出す「motion mato grosso」もあり、おもちゃ箱のような作品である。
この奔放さがアモンズだと、実感した次第。