ジェシカおば様も、ヨッシーでライブ・レコーディングを行いました。レイ・ドラモンド(b)とヴィクター・ルイス(d)との、トリオでの録音です。スタンダードと彼女のオリジナルを組み合わせた選曲です。
ピアノの一音一音が、輝いている。炊き立てのご飯のようだ。ジェシカおば様独特のリズム感と輝く音がマッチして、幸せな気分。スタンダードが3曲続いているが、おば様にしては素直なアレンジで、演奏が進んでいった。4曲目にはおば様のオリジナル曲が登場し、少し凝ったアレンジを披露。『アロン・トゥゲザー』は、少し考えすぎかな。しかしその後のおば様オリジナル『ポエム・イン・Gマイナー』にはぶっ飛んだ。8分33秒の演奏の哀調演奏に、傾聴してしまった。そうなると、最後に演奏される『ミステリオーソ』が気になる。どんな感じなのだろう。このメロディに溢れる躍動するモンク調リズムを、おば様はどんなに処理するのか。流れ始めたたら、少しガックリ。抑え気味の演奏なのだ。しかし、この盤は良い。全9曲中4曲は何度でも聴きたくなるような内容だ。第1集なのだから、第2集も発売されるであろう。当然買いますよ。