今から15年ほど前に、フランスのエソルダンというレーベルから、ヨーロッパでの有名ジャズマンの未発表ライブが多々発売されました。コルトレーンのカタログが充実しており、コルトレーンについて一端の能書きを垂れ始めていた僕は、このレーベルから発売される作品に熱狂していたものです。それらの作品群は正式な許可を得ていないと思われるのですが、ラジオ局での演奏が多くその録音状態の良さから、我々は複雑な気持ちで購入しておりまいした。
今日取上げるカークも、パリのラジオ局でのライブであります。Ron Burton(p),Vernon Martin(b),Jerome Cooper(d),Joe Texudor(per)との演奏です。
「溢れる涙」での好演は良いが、カークにとっては平均的な演奏。ライブならではの爆発振りが少ないね。