このコーナーでアトランティック時代のクリス・コナーを取上げるのは、5枚目になります。
コナーは高校時代までの8年間クラリネットを吹いていたとか。またジャズ・レコードのコレクターとしても有名らしいのですが、その集めているレコードは殆どが歌モノではないとのこと。そんなことを頭の片隅に入れながら聴いてみます。
この盤がアトランティックへの初吹き込みということらしい。
タイトル曲は、強気ながらも失恋の悲しさを感じさせるクリスのクールな歌い方が、実に印象的な曲。シングル・カットされ、ヒットしたらしい。
それと「スピーク・ロウ」は、この曲の歌版では出色の出来では。謎めいた女の雰囲気が、よろしいですね。他にも良いのがあり、お勧めの盤と言えます。