マイケル・ケインというピアニストがディジョネットと共演したのは、確か1990年頃だったと記憶している。それまではピアノ不在であったディジョネットのバンドに参加しても、全く違和感を感じさせないものであった。この作品ではこの二人の他に、管楽器奏者のスティーブ・ゴーンが参加しています。
で、内容が気になるね。ディジョネットは自身のリーダー作品でも、様々なタイプの演奏を行いますからね。
アフリカン・サウンドをベースにして、即興を繰り広げている内容。大地の営みをコンガとピアノで表現した「healing song for mother earth」が、スリルがあって聴けた曲。全体を通しては、聴いていて大地の囁きに吸い込まれて、うとうとしてしまう場面も多し。これは狙いかな。