1976年大学卒業後にサン・ラのバンドに参加しプロ活動を始めたトロンボーン奏者のクレイグ・ハリスは、1980年代に入るとレスター・ボーイ,セシル・テイラー,チャーリー・ヘイデンなどどちらかといえば前衛的なミュージュシャンと交流を重ねてきました。
今日取上げる作品は恐らく彼の初リーダー作品だと思いますが、共演者が凄い。ドナルド・スミス(p),フレッド・ホプキンス(b),チャーリー・パーシップ(d)、そしてテナー奏者のジョージ・アダムスが参加しております。
このサイド・メンバーに鼓舞されて凄いトロンボーンを吹いているか、圧倒されてこじんまりした演奏に終わっているか、楽しみなポイントはそこでしょう。
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ハリスとアダムスのハーモニーの綺麗さには感心したけど、他は中途半端に終わってしまっている作品です。