ジャズ・メッセンジャース,マイルス・クインテットという著名バンドで活躍してきたショーターが、ウェザー・リポート結成直前に吹き込んだのがこの作品です。ベースが二人(カーターとマクビー),そしてドラムが二人(ビリー・ハートとアル・ムザーン)、更にはパーカッションも入っており、ギターとバイブを入れた8人編成で臨んだ録音です。
タイトルは「風の長旅」という意味だそうです。
バックの編成内容の意味は、風の動きの緩急を表現したかったのだろう。ソプラノを多用しているショーターは、アフリカを旅する詩人の気持ちの表現なのかな。気持ち良い1枚である。