実は2月の新宿ユニオンの重要作品コーナーに、ローゼンウィンクルの作品がもう1枚ありました。
昨日の盤からみれば4年後の吹き込みで、しかも有名レーベルからの作品です。4年間での彼の成長振りと、マーク・ターナー(ts)が加わったことによる演奏の変化が楽しみな盤です。曲は全てローゼンウィンクのオリジナルです。
サックスを上手く使ったな。
ターナー独特の透けるような高音を多用したテナーの音色が、ローゼンウィンクルのふっくらしたギターの音色に、よく合っています。しかもサックスはギターを食うような自己主張をしていないのも、ローゼンウィンクルを引き立たせています。全体を通してローゼンウィンクルのアドリブ感覚を味わえますが、曲のテーマの多くを、ターナーのサックスに任せたのが残念。ギターで奏でて欲しかった。
そのあたりの改善を期待して、もう1作くらいはローゼンウィンクルの作品を買ってみます。