主役のフランセスコさんはピアニスト。ドイツのレーベルからの発売ですが、録音はニュー・ジャージー。内容は、アメリカの通りに因んだフランセスコさんの曲が並んでいます。エディ・ゴメスのベース、ボブ・モーゼスのドラム、そしてデイビッド・アラン・グロスのアルト・サックスが加わったクァルテット編成での作品です。
アイラーを甘くしたアルトが心地よかったのは数曲だけ。映画のバックに流れてくるような穏やかな演奏のピアノに、退屈感は歪めないね。唯一オリジナルではない「estate」のメロディだけが印象に残ったことからも、オリジナルの内容は想像付く事でしょう。そんな作品でした。