日本で人気のあるトランペッターのダスコ・ゴイコヴィッチ。その人気をジャズ喫茶文化盛んだった日本で決定付けたのが、1966年録音された「スインギング・マケドニア」です。
今日取上げる作品は、1961年に5管編成で録音された10吋盤、1966年に3管編成で録音された10吋盤、それをカップリングした盤になっております。ジャケは1966年録音の方を採用しておりますね。
1年ほど前にレコードで復刻されておたのですが、1年経ってCD発売になりました。
この時代の欧州ジャズ、まだ本土アメリカのそれを懸命に吸収しながら独自の世界を描くことを必死に探っている姿を堪能出来る貴重な作品であるのですが、ダスコ一人を考えたときには、複数管編成のためにハッキリとその姿を確認出来ないですね。
折角ソロを堪能出来る2曲も、「スインギング・マケドニア」へ繋がる姿を微かに確認出来る程度のもので、少し残念でした。