2002年10月18日掲載
Brad Mehldau          Largo
Warner Bros.原盤     2001年4月録音

 ここで取上げるメルドーの作品は、これで7枚目。これまでの6枚は、トリオかソロの作品です。しかし今日の作品では、ホーンが入っていたり、ギターが入っていたり、はたまたメルドーがバイブを弾いたりと、曲によって編成が違う無いようになってます。どんな変化があったのでしょうか。

20021018

 数枚の写真からは、メルドーが広大な土地にぽつんと立っている生家に戻って、幼い頃に思いを馳せているイメージが沸いてくる。

 1曲目の「when it rains」は、正にそんな風景ピッタリの、その土地に代代伝わっているような曲であり、またホーンを入れた演奏内容も同様の色合いである。メロディを大切にしている作品だ。

 追い込んだ精神状態でのアドリブを聴かせてきた過去作から大きく転換し、素直なメロディの表現が全編に響いている。

 今後の彼の進む道なのか、単なる異色作なのか、その答えは次回作を待つしかない。