2001年6月21日掲載
Stacey Kent      Let Yourself Go
Candid原盤     1998年録音

 この盤を手にして、CANDIDというレーベルが蘇っていたことを、思い出しました。ステイシー・ケントさんは、このレーベルに更に2枚の作品を残しており、このレーベルの華となっているのでしょうか。Jim Tomlinson(ts,ss,cl), Colin Oxley(g), David Newton(p), Simon Thorpe(b), Steve Brown(d)をバックにして、フレッド・アステアに因んだ曲を取り上げています。

20010621

 綺麗な顔立ちから想像出来るのとは違う可愛らしい声で、しっかりしたリズムを刻むバック演奏に乗りながら、溌剌とした歌いっぷりが、大いに気に入りました。ギターとのデュオで歌っている「I guess I'll have to change my plan」を聴けば、歌唱力の確かさに感心しました。ケントさんの詳細は、http://members.aol.com/staceykent/  で知ることが出来ますが、そこから得た情報では、この作品以降にもう1枚吹込みがあるとか。他の作品も急いで買いに行きたくなる気にさせる、魅力溢れる1枚です。