シルヴィア・シムズさんは、マイ・フェア・レディのなかの「アイ・クッド・ダンスト・オール・ナイト」という曲を1956年にデッカに吹込み、これがミリオン・セラーを記録して、世界中に名を知られるようになった歌手だそうですね。
さて、今日取り上げる作品を吹き込んだのは45歳という円熟期に差し掛かった時で、ケニー・バレルのギター・トリオをバックに12曲歌っています。曲によっては、ギターに今をときめくギタリスト兼歌手のジョン・ピザレリのお父さんが、参加していますね。
ハスキーな低めの声で正統的な歌い方に感心。「モア・ザン・ユー・ノウ」の切なさをストレートに表現仕切っているのが素敵。ラテン系も数曲取り上げていて、非常に楽しい。
ギター・トリオがバックの女性ボーカル好きには、堪らない1枚です。