ジャック・デジョネットと聞けば、ある人はキース・ジャレットのスタンダーズ、またある人はデジョネット自身のスペシャル・エディションでの活動で、彼の演奏に触れている方は多いことでしょう。
その彼の多彩な活動の一つとして吹き込まれたこの作品は、パット・メセニー(g)とハービー・ハンコック(p)との作業によるものです。ハンコックはアコースティック・ピアノだけの演奏ですが、デジョネットとメセニーは、シンセサイザーなども演奏しており、多重録音された作品です。
この3人が集まったのだから、刺激的な作品が出来て当然のこと。しかし、ここでは綿密なスタジオ・ワークから生み出された、凝った演奏の数々。刺激とは、程遠い世界。売れ線狙いですかな。