物思いに沈む彼女の表情に惹かれて購入した作品。買う時はジャケしか見なかったですが、今クレジットを読んで見ますと、デンマークでの録音で、スエーデンのレーベルからからの発売で、オーストリアでプレスされているという複雑なことになってます。しかし演奏はシンプルで、サックス入りのクァルテットをバックにしています。「speak low」なども収録されているが、彼女のオリジナルを中心に収録されていますよ。
演奏と歌とが半々の内容。彼女がプロデュースも行なっているので、恐らくはアレンジも彼女自身。凝った内容で、清らかな欧州というものではなく、少しフリーの要素を含んだ内容。しかし彼女作の曲がバラッドばかりで、特徴のあるメロディではいために、全編同じ内容でダラダラ流れていく。曲作りに進歩が見られた時、或いは人の作品を取り上げた時に、彼女の真価が発揮されるのでは。
妖しい歌声が魅力なだけに、このまま埋れて欲しくないです。