この掲示板で話題になった作品で、僕が全く話題に参加出来なかったのがこの盤です。持っていなかったし、マクレーは聴かなかったからね。HMVの安売りでゲットして、取り上げる次第です。
50歳になろうしているマクレーが、ジョー・パス(g)とピアノ・トリオをバックにLAで行なったライブ・レコーディングで、LPでは2枚組で発売されました。今回買ったCDは1枚モノ、何曲かは落ちているのでしょうね。
強烈な存在感ですな。数日後に取り上げるブリッジ・ウォーターはマクレー路線だったのですが、違いはこの存在感。パスと向き合いながら歌っている「what are you doing the rest of your life」でのマクレーの悲しみの表現には、圧倒されました。「easy living」「the days of wine and roses」「it's impossible」と続くバラッド・メロディも同様のことが言え、レオン・ラッセルの名曲「a song for you」のピアノ・トリオだけをバックにしたマクレーも心に染み入るものですね。
存在感、ジャズにとって一つ大きな要素であることを再認識いたしました。