2000年7月17日掲載
Mahavishnu Orchestra
The Lost Trident Sessions
Columbia原盤   1973年6月録音

 ジャズ・ミュージュシャンがロックに擦り寄って行った音楽と解釈していたフュージョンなので、その全盛期を時代体験出来たにもかかわらず、僕は全く聴いていませんでした。その意味で、このマハビシュヌ・オーケストラていうのも、今回が初買いであり、初聴きです。ジョン・マクラフリン(g)をリーダーに1971年に結成されたバンドで、オリジナル・メンバーにはジェリー・グッドマン(el-vln),ヤン・ハマー(key),リック・レアード(b),ビリー・コブハム(d)が加わっており、3枚の作品を発表しました。その後大幅なメンバー・チェンジを行ない活動を続けていたのですが、1975年に解散したのです。この作品はオリジナル・メンバーによる吹き込みで、録音されながらも何故かお蔵入りになってしまった盤で、昨年発売されたものです。

20000717

 この時代、多くのヨーロッパのジャズ・マンがプログレッシブ・ロックを演奏していましたが、このマハビシュヌ・オーケストラもフュージョンって言うより、プログレですね。ジョン・マクラフリンはイギリス出身ですしね。それにしても、CDケースの内側に張ってある薄っぺらの銀シートは、何なのであろう。少し気になります。