2000年6月28日掲載
Paul Gonsalves      Tell it the way it is!
Impulse原盤          1963年9月録音

 ポール・ゴンザルベスと言えば、エリントン楽団の名テナー奏者。1956年のニューポート・ ジャズ祭での“diminuendo in blue and crescend in blue”における名演で、男になった人。そし て我マレイが敬愛するお方。その方がインパルスに吹込んだこの作品は、ウォルター・ビショップ のピアノを入れたクァルテットをベースに、曲によってジョニー・ホッジスなどが参加しています。

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 スィング感たっぷりのビショップ作の タイトル曲。ノリノリの陽気なピアノに続いて数人がソロを取った後、主役のオデマシ。聴きながら 体を揺らしてしまい、階下の人に怒られそう。他の5曲もエリントン楽団等でお馴染みの曲を、快調 に披露しています。僕が感じたのはこんなもんなのですが、マレイが惚れ込んでいるからには、もっ と奥深いものがゴンザルベスの演奏にあるハズ。それを感じられないのがじれったいが、まだまだ 僕は修行が必要ってことかな。