2000年5月9日掲載
Bobby Watson       Quiet As It's Kept
Red Records原盤      1999年録音

 ボビー・ワトソン(as,ss)、よーく知っていそうで実はそんなに知らないお方です、僕にとって。 1970年代後半の再度人気が出る前のジャズ・メッセンジャースに在籍し、確か音楽監督を 務めていたはず。その後もいろんなセッションに引っ張りだこでしたよね。サイド参加のは 何枚か持っているハズですが、リーダー作品は初買いかも。Orrin Evans(p)、Curtis Lundy(b) という活きのいい若手が加わっていることと、新譜売れ残り盤としてジャロさんで安売りして いたのが購入のポイントでした。他にペットとギターが入った構成です。

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 澄んだ音ですな、ワトソン君のアルト は。15年ほど前の演奏の記憶からすると、トゲトゲが取れた感じ。これは勘違いかな。ギター がイントロで効果的に使われているのが他には印象深いのですが、オリン・エヴァンスの出番 が少ないのが残念。ベースとドラムのラルフ・ピーターソンの息は、マブ達のようにピッタリ としております。カーティス・ランディのリズム感は抜群ですね。曲名を読んでいたら、 “NANATSU-NO-KO”っていうのがありました。♪かーらぁす、何故・・・(これ以上書くと著作 権が)ってお馴染みのメロディなんですが、これがワトソン君の澄んだ音色にピッタリ。全編 通して、心優しい音色を堪能出来ます。