4月上旬のJAROさんで、見つけた作品、不思議盤です。5つのセッションか ら構成されていまして、それぞれバラバラのお方が参加しています。有名どころではPeter Erskine(d)位かな。後は名前を見るとヨーロッパ系の方が多いようですが、読むのに苦労す るこのレーベルは、アメリカさんです。どんな方々かはジャケをご覧下さい。各セッション 2曲づつ計10曲収録されていますが、全て Eric von Essen という人の手による曲です。 この方も知らないね。お宝盤かな。
ライナー・ノーツを読むとEric von Essenって人は、1997年に亡くなられたLAのベーシストだそうです。ボブ・ブルック マイヤーやフランク・モーガン等と共演されてたようです。そんな彼の曲、実に優雅なメロ ディですよ。で演奏はと言うと、おとなし過ぎます。覇気がない。そんな中で、Dave Carpenter, Tom Warrington,Putter Smith,Joel Hamilton というベース弾きの活躍が目立ちますね。 Nels Cline(g)とDavid Witham(p)が活躍する“Peacemaker”が、優雅な曲ばっかの中で唯一 スリリングな展開を見せて、聴き応えがありました。Vol.Ⅱが録音されるとしたら、同じセッ ションで全曲演奏し、メンバーにはワイルドな方々を加えれば面白くなるのでは。