1927年生まれのレッド・ホロウェイは、1952年から1961年までは自己のクァルテットを結成して活躍しており、この時期にライオネル・ハンプトンやベン・ウェブスターらとの共演も重ねてきました。その後の1963年 以降はジャック・マクダフ(or,p)との共演多かったようです。そのマクダフ参加していますので、マクダ フのソウル・フィーリングが楽しめるでしょう。また若きGeorge Benson(g)の参加も、見逃せないですね。
ボサノバ調のホロウェイ作の“no tears”が、ソウル一色のこの作品の中で、少し色が違っており、良い出来です。それと、この曲を含めて数曲でマクダフ のピアノが聴けるのですが、ライナーによるとレコーディングでの初のピアノ演奏だそうです。ソウル・ オルガンと比べてオーソドックスな演奏ですよ。