このIMOGENAというレーベルはスウェーデンにあり、このコーナーでも5月にラース・ヤンソンの素敵なピアノ・トリオ作品を取り上げました。そのレーベルから発売された女性ヴォーカリスト、ウルリカ・マレイさんの作品です。ジャケでの彼女は上目遣いの睨むような目付きですが、他の写真では可愛らしい顔つきで写っていますよ。バックはサックスおペット入りの欧州州中堅ンボ、これだけだと完璧に僕語のみですが、歌詞カード見ると、ウムラウント入りのものでして。
歌詞が英語でないからって、頭から嫌っている人はいませんか。考えてごらんなさい。ボサノバではポルトガル語を心地よい響きで、聴いているでしょう。そして、英語で発音されても、理解出来ないでしょう。ヨーロッパの言葉だって、心地よい響きで伝わってくるなら、素晴らしいのですぞ。って、自分に言い聞かせました。いや、この作品は良いよ。まず、欧州中堅バックの綺麗な流れが、最高ですな。Anders Persson ってピアノ弾き、知ってますか。サックスのJoakim Milderはどうだ。この二人が中心になって演奏される北欧ジャズの優雅な流れに乗って、ウルリカの繊細にして可愛らしい歌声が、疲れた頭をリフレッシュさせてくれますよ。
これは、メッケモンの1枚です。