2000年12月7日掲載
Caecilie Norby     Caecilie Norby
Blue Note原盤    1994年9月録音

 ブルー・ノートは新人女性ボーカルを頻繁にデビューさせてますね。いろいろ売り文句を並べては、出している印象です。その意味で、このキャシリーさんも、そのお一人です。目玉はね、ニールス・ランドキーのピアノとプロデュースなのかな。これが発売された時に新譜コーナーで目にしながら買わなかった理由は、ブルー・ノートの女性ボーカルでハズレが続いたことと、ニールス・ランドキーに興味が無かったこと。でもって、今回の中古買いになった次第です。他のメンバーは、ランディ・ブレッカー(tp)が入っている。また、今人気が出てきている、ラース・ヤンソン(p)も参加していますね。

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 ハスキー・ヴォイスでしっかりと歌い上げるお方。無難なアルバムの仕上がり方ですが、今一歩の決め手が薄いね。ドライブのBGMに合っている演奏を減らして、最後の曲「so it is」のようにしっとりと静かな曲を効果的に配した方が良かったな。ちなみにこの曲、ヤンソンのピアノとRick Margitzaという方のソプラノ・サックスだけのバックで、静かにアルバムを〆るのにピッタリの演奏でしたよ。