1999年8月3日掲載
Jimmy Forrest     most much!
Prestige原盤       1961年10月録音

 1940年代からエリントン楽団などで活躍してきたテナーのジミー・フォレストの、プ レスティッジへの最初の吹き込みの、リーダー作品です。ピアノにはこの後何作か彼 に付き合うヒュー・ローソンが参加していて、コンガを入れて5人編成になっています。ビッグ・バンドでの活動が長い彼の名門プレスティッジへの初吹き込み、どんなもんなのでしょうか。

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 アメリカではこの手のテナーが、人気があるのだろうなぁ。プレスティッジにもこの手のアルバムは、沢山ありますよね。どういう手かというと、軽い、楽しい、深くない・・・、ホンカーともちょっと違うか。酒場でビールをバーボンを飲みながら、体を揺らせて聞いているのでしょうね。でも日本ではあくまで、鑑賞用のジャズを求めますからね。でもね、コルトレーンを、マイルスを真剣に聴いた後、寝転んでこれを聞くってーのも、おつなもんですよ。さてこのアルバムの中身はそんな感じなのですが、1曲だけ“枯葉”を演奏しています。この曲も他の人の名演を笑い飛ばすような軽快なものにして欲しかったのですが、深みを出そうと努力している。 うーん、そこだけが残念ですね。