タイトルの付け方が多少違うものの、昨日取上げた作品と同じ日の録音です。マレイ作とモリス作の2曲だけの構成です。ちなみにマレイ作の“santa barbara and crenshaw follies”は、デビュー・アルバム“flowers for albert”でのセッションで吹き込まれていたのですが、その時はお蔵入りになり、1990年代に入ってから発売されたCDで陽の目をみました。その意味ではこの曲は、このアルバムで初めて発売されたものです。
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インディア・ナヴィゲーションというレーベルはロフトのミュージュシャンに数多くのレコーディングの機会を与えてことで、ジャズの発展に寄与してきま した。その大きな例が、マレイのデビュー作品とこのボウイとのセッションを世に出し、フュージョ ン・ブームが吹き荒れていたジャズ界に、ロフト・シーンの大きなエネルギーを伝えたことですね。 前作に引き続き、ここでもマレイとボウイの激しいインプロバイゼーションが全体にほとばしっています。