1999年4月26日掲載
Jenny Evans      girl talk
Enja原盤       1993年4月録音

 ボーカリストのジェニー・エバンスは、確か昨年発売された1996年録音の“shiny stockings”で、その存在を初めて知りました。ジャケット写真の彼女の表情だけで買ったのですが、内容も結構良かった。本作品は今年発売されたライブ録音なのですが、前述の作品の出来の良さから、急遽発売されたのと想像します。ピアノトリオをバックにしているのですが、聞くたびに新たな発見があってこの数日間このアルバムばかり 聞いています。それにしても前作のジャケットでは30歳位に彼女が思えたのですが、今回のジャケ写をみると40半ばのような感じ。前の写真ではチョット騙されたのかな。

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 歌声はハスキーさを薄めたクリス・コナーの雰囲気があります。歌自体は非常に上手く、アクセントを少し強くとる歌い方が印象的です。その意味では1曲目の“too close to comfort”が気持ち良いテンポで、彼女の世界に引っ張り込まれます。このアルバムではスタンダードから恐らくはポップス曲、 彼女のオリジナル(詩だけかも)まで幅広く取り上げていて、ジャズミュージュシャンのしかもあまり取り上げない曲も披露されていますよ。ホレス・シルバーの“song for my father”では、彼女の表現力の奥の深さもたっぷりと楽しめます。彼女の情報を欲しくて乏しい英語力を駆使してライナーを読んだら、エバンスはイギリス出身で1976年にドイツに渡りダスコ・ゴイコビッチなどと競演したそうです。そう言えば前作では ダスコがペットを吹いていました。1984年から1989年にかけてはジャニーズ・プレイス というジャズクラブを経営していたそうです。このアルバムにもクラブ名と同じ曲がありますので、恐らくテーマ曲だったのでしょうね。またこのアルバムは以前別の会社から発売されていたようです。今はこのアルバムに首っ丈です。