1940年代後半にディジー・ガレスピーのビッグ・バンドに参加して注目を浴びるようになったバリトン・サックスのセシル・ペインが、幼馴染のピアニストのデューク・ジョーダンと吹き込んだのが本作品です。ベースにトミー・ポッター、ドラムにアート・テイ ラーを迎え二日間で録音されており、二日目にはトランペットのケニー・ドーハムが参加しています。やはりバリトンとピアノの絡みが聞き物だと思いますが。
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ダラダラした演奏で、やる気が全く感じられなく、ただ集まって演奏しただけのセッションですよ。最後のガレスピー作の “グルービン・ハイ”でやっと火がついたと思ったら、終わりです。同じシグナルでのアルバム“バーズ・ナイト”などでのペインの素晴らしい演奏を知っているだけに、この 録音は残念でなりません。