1999年12月2日掲載
George Arvanitas       Cocktail for three
Pretoria原盤        1959年3月録音

 フランスのピアニストの代表格であるジョルジュ・アルヴァニタスの初期の作品で、1作目の3.a.m.と同様にアメリカのハード・バッパーが脇を固めています。ジーン・テイラー(b)とルイス・ヘイス(d)でして、前作同様にスタンダードを披露しています。前作に比べて、彼らしさが出てきているかが楽しみです。

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 前作に引続き、ベースの音に魅了されます。ジーン・テイラー、アルヴァニタスのピアノを存分に盛り立てる演奏をしていますよ。“everything happens to me”では落ち着いたバラッドの中に、欧州の街並を思い浮かべられるようなピアノが、力強いベースとあいまって良い味わいを楽しめます。気になるのは、アドリブ。なんだか誰かの演奏をお手本にした展開を見せる場面が、“bluesy blues”感じられました。気のせいならいいのですが、ちょっと引っかかりました。