1999年12月15日掲載
Mark Kleinhaut       Amphora
Invisible Music原盤    1999年録音

 マーク・クラインハウトというギタリストが、吹込んだ作品です。レーベル名と共に、この方に関する知識は一切無しです。渋谷のジャズ屋さんで、売れ残った新譜が半額に割り引かれていたのを買いました。Phil Verrill(d)、Josh Davis(b)、そして曲によってThomas Snow(p)、John Hunter(b)、Annerret(per)が参加しています。この手の出会いをする作品の中で、5枚に1つ、気に入ったのがあれば良いと考えてます。 まぁ、ジャズの作品であることを祈りますけどね。

19991215

 1曲目のタイトル曲だけ、アコースティックギターで演奏されています。フラメンコダンサーの悲哀を感じさせるメロディーと共に、クラインハウトの緊張感に満ちた演奏で、5分弱の演奏があっという間に過ぎ去っていきます。この調子であと10曲、50分を楽しめると考えたのですが、工夫はあるものの及第点の出来なのです。タイトル曲のような出来の曲があと何曲かあれば、話題になり、また心に残る盤になったのでしょう。