既にこの時には経済的にはともかく、ハードバップの嵐が吹き荒れる中で名声を博していたピアノのセロニアス・モンクと、テナーのソニー・ロリンズの貴重なセッション が納められてます。ソロが一番似合うと言われているモンクですが、僕はソロも勿論最高ですがホーンとの絡みも大好きです。1960年代のテナー奏者ラウズとのセッションは、感動溢れるものです。ましてやここではロリンズとですからね。でも、この手のアルバムは巨人の吹き込みといのをあまり意識せず、気軽な気持ちで聞くのも良いもんでしょうね。
これは3つのセッションを1枚にしたものです。スタンダード2曲にモンクのオリジナル3曲という構成ですが、やはりモンクの3曲が圧巻ですね。彼独特のメロディーラインにロリンズが真っ向勝負。横綱同士のぶつかり合い、迫力満点です。