ロンドンの中心のテムズ川沿いに、芸術関連の複合施設であるサウスバンク・センターがあります。ここには三つの建物があり、その中で最大のホールが、ロイヤル・フェスティバル・ホールです。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とフィルハーモニア管弦楽団のロンドン公演の大半は、ここで催されています。客席数は2090、開館は1951年のことです。(ウィキペディア)
このホールで1989年11月27日に、ジョン・マクラフリンのコンサートが行われました。ベースのカイ・エックハルトと、ドラムスのリロク・グルトゥによるトリオでの演奏です。
私が持っているCDは、Winter & Winte から2011年に発売されたもので、そのジャケットを掲載しています。1990年にJMTから発売された際には、ジャケットは違うものでした。(リンクを貼ってあるWikipediaのページにある写真がJMTのジャケット)
三人が繰り広げる演奏は、様々な場面が目の前に広がるものであり、ただただ感嘆するだけです。そして本作のもう一つの魅力は、この会場ならではの音の広がりと、録音の素晴らしさでしょう。スタジオでの録音では決して得られない音場がここにはあります。
「これぞまさに名盤中の名盤」との宣伝文句がネット上で散見しますが、それも納得の内容です。アコースティック・ギターの音に酔った1時間でした。