ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、400円で購入した作品です。
本作は1967年ダウンビート誌の人気投票で「ベスト・アルバム」を獲得したそうです。封入解説の原田氏によれば、「ハッチャーソンに駄作無し」とのことです。またジャズ好きの間では、「ハービーは客演を狙え」との言葉があるようです。
ハッチャーソンが20年以上在籍し20枚ほどの作品を残したブルーノートの中で、唯一ピアノ・トリオをバックにした作品を、今日はとりあげます。ハンコック、ボブ・クランショウ、そしてジョー・チャンバースとの演奏です。
1960年代に光り輝いたヴィブラフォン奏者とピアノ奏者の共演だけに、聴きごたえ満載の内容です。特にハンコック作の有名曲「Maiden Voyage」とハッチャーソン作の「When You Are Near」は、スリル感と愁感が絶妙に混ざり合い、素晴らしい演奏になっています。
ハッチャーソンとハンコックの曲作りの妙にも感心して、本作を聴き終えました。