ソニー・クリスの死後に、発売された作品です。1947年10月の録音から5曲、1950年8月の録音から1曲、1952年9月の録音から1曲、そして1965年6月の録音から5曲収録されています。
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この手の発掘作品ですから、音の悪さはつきもの。そして時代が古い録音は悪さが凄まじく、パーカー直系クリスの熱演ではあるが、それ以上の感想は無し。
1965年の6曲には、ピアノにハンプトン・ホースが参加しています。またクリスも、自分を見つめての素直な語り口調の演奏。僕の好きなクリスはこの辺りから死ぬまでなのですが、その出発点的な演奏が素直に楽しめる演奏になっております。『saturday morning』『when sunny gets blue』『the masquerade is over』と続くクリスの元気の良い優しさが、なかなかの聴き所となっています。